日仏会館と沖縄
来春の沖縄コンサートはあきらめることになった。
真栄原教会の近くにあるらしい沖縄のカトリック中学高校に問い合わせてみたのだけれど、4月の始めでは新学期に近すぎるので無理だとのことだった。それでも検討してくださったのはありがたい。フランスの春休みがそこの部分しかないのでこちらは融通がきかない。
来秋の秋休みは10/18-11/3なので、その時期に検討してもらえるかと問い合わせている。
沖縄は台風の確率が大きいので春に、と言われていたのだけれど、この2年は、この期間に帰国した期間、台風の話題をきいたことがない。
世界的な気候不順だから、もういろいろ予測がつかないのが現実だから、秋にトライすることにした。
最悪、この秋に講演させてもらった日仏会館のホールで、バロックバレエ付きのコンサートをやりたい。ダンス付きは2010年以来だ。
クリスティーヌ・ベイルのバロックバレエのクラスで知り合った日本人バレリーナのひかりさんが、この秋帰国して、日仏会館近くで日仏バイリンガルのバレエ教室を開いたばかりだ。彼女は日仏会館の会員でもあって、パリでのコンサートにも日本でのトークにも来てくれた。
ただし、日仏会館の公益財団としてのスタンスでは、沖縄支援は打ち出せない。
私たちの気持ちを現地で伝えることははたしてできるのだろうか。
オスプレイの墜落のことで目取真俊さんのブログにこうあった。
>>>7日に米軍が世界のオスプレイの飛行停止を打ち出した。
屋久島近海で起きたCV22オスプレイの墜落事故の原因が、操縦ミスや整備ミスではなく、機体の構造的な欠陥によるものとの分析が有力になったのだろう。
米軍に住民の安全を尊重する意思があるなら、事故直後に普天間基地のMV22オスプレイの飛行を停止している。今回の飛行停止は米軍の兵士と家族の不安と不満に配慮したものでしかない。
普天間基地が世界一危険なら、嘉手納基地だって世界一危険だろう。なぜそうなのか?米軍が住民の安全を顧みず、世界一危険な訓練をやっているからだ。
沖縄の住民の命を脅かしているのは、中国や朝鮮のミサイルではない。私たちの頭の上を毎日飛び回っている米軍と自衛隊の航空機の訓練こそ脅威だ。次は陸上、市街地に落ちないと誰が保証できるか。
大惨事が起こってからでは遅い。欠陥機・オスプレイは即時撤去すべきだ。<<<
https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/31ab2f403a34521f74a9953eaf6b213e
パレスティナ戦争について藤永茂さんのブログをこのところ読んでいるが、軍事力、軍備、兵器、人が人を殺す「力」にまつわる欺瞞や正当化についてはもうたくさんだ、と、怒りよりも落ち込んでしまう。沖縄で起きていることは、本質的に変わらない。
今のパレスティナでコンサートなど想像することもできないけれど、それでも、まだ、沖縄では、暴力への抗議と平和の希求をアートで届け、表明することは私たちにもできる。トリオの三人の気持ちがぴったり同じであることに力と慰めをもらえている。
コンセルヴァトワールのディレクターが変わって、関係が改善した。来年の発表会やコンサートのプログラムも検討中だ。レピュブリックのギャラリーでの師井公二さんとのコラボも再開の予定。
私たち3人がトリオとしてミオンを弾き始めてから来年で30年、日仏財団の助成金を得て最初に日本公演に行ってからもちょうど20年経つ。どんなときにも私たちを知的に鼓舞してくれたフランス・バロックの作曲家たちに感謝するばかりだ。
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